| 2009年春の年会加速器・ビーム科学部会企画セッション |
ハイパワーイオンビームとその応用 日時:未定 春の年会期間中[平成21年3月23日(月)〜25日(水)] 会場:未定 時間的・空間的に圧縮されたハイパワーのパルスイオンビームは,レーザーに比べてより厚い標的を一様に加熱できること,その領域の厚さとエネルギー付与密度が制御できること,さらに発生のためのエネルギー効率が高いことを理由に,主に慣性閉じ込め核融合のドライバーとして開発が進められてきました.一方,近年常温物質と理想プラズマの間に位置するWarm Dense Matter(WDM)を含む高エネルギー密度状態の科学が注目を集めています.これらの状態はX線を介した間接駆動型慣性核融合だけでなく,超短パルスレーザーによる材料の加工,巨大惑星・褐色矮星等の天体物理現象にも現れ,基礎科学,材料,エネルギー等の広い分野に関係しています.これらの状態を実験室で生成し,その状態方程式や電気伝導度等の基礎物性を解明するためにはイオンビームの持つ上記の特性が非常に有利であり,欧米では単なる慣性核融合ドライバーとしての開発に留まらず高エネルギー密度科学のツールとしての再評価が始まっています.実際,米国ではWDM発生実験専用の高強度重イオン加速器システムの設計研究と要素技術開発が進行中です.本セッションではこれらハイパワーイオンビームの開発とその高エネルギー密度科学への応用の現状について報告するとともに,国内の代表的研究者による最新の関連研究成果を紹介し,基礎研究のあり方,共同研究の進め方や将来の産業応用の可能性等について,活発な議論の場を提供したいと考えています. (幹事 東京工業大学 小栗慶之) **** プログラム **** 東京工業大学 堀岡一彦 「高エネルギー密度科学とハイパワーイオンビーム」 長岡技術科学大学 菊池 崇志 「ビームの圧縮に伴うエミッタンス増大とハローの発生」 宇都宮大学 川田重夫 「背景プラズマを用いたハイパワービームの輸送」 |