国立地図学博物館設立推進委員会
 委員長:千歳壽一
 委 員:西川 治,浅野敏久,足利健亮,荒井良雄,石山 洋,岩本廣美,
     内田和子(幹事),大友 篤,岡本次郎,北川建次,篠原昭雄,
     渋沢文隆,瀬戸玲子,中川 章,中山修一,中山正民,原田洋一,
     細井将右,山本佳世子(幹事)

 本委員会は,下記の2回の委員会とシンポジウムおよび研究集会をそれぞれ
1回ずつ行った.
 第3回の委員会(1999年3月27日・専修大学生田キャンパス)では,前年度
の下半期の活動についての経過報告が行われた.千歳委員長からは,GIS教
育のための教科書の出版について,西川委員からは東京大学空間情報科学セン
ター設立と「身のまわりの環境地図作品展」について,それぞれ報告が行われ
た.
 次に,本年度の活動についての協議が行われた.岡本委員からは地図の展覧
会の開催,中山委員からは一般の地図離れへの対応,西川委員からは地図に関
する情報収集,地図教育,GIS教育や研究の奨励がそれぞれ提案された.
 第4回委員会(1999年10月10日・四国大学)では,まず,今年度の上半期の
活動についての経過報告が行われ,千歳委員長から東京大学空間情報科学セン
ターの1周年記念シンポジウムの開催が報告された.
 さらに,今後の本委員会の活動についての協議も合わせて行われ,西川委員
長からは,国立地図学博物館の設立を目指し,東京大学空間情報科学センター
を支援するというスタンスで,来年度以降も本委員会の活動を継続することが
提案された.このこと以外にも,同委員からは,地理学と関連がある博物館の
ネットワーク化の支援,日本国際地図学会など他の団体と提携して個人所有の
地図をリストアップすること,外国の地図の収集や整備が提案された.また,
千歳委員長から,国際興業が開発中のGISアプリケーションとGISテキス
トの進捗状況についても報告があった.
 第3回委員会の直前に行われた研究集会「地方自治体における都市計画関係
図集の研究」では,主に杉並区まちづくり公社の試みや世田谷区の土地利用地
図集などが紹介された.参加者の間では,都市地図のデジタル化や地方自治体
におけるGISの導入についての議論がとくに活発に行われた.また,自治体
の作成した地図をインターネット上で公開することにも参加者の関心が強く示
された.
 第4回委員会の直後に行われた研究集会「徳島大学付属図書館所蔵絵図の高
精細デジタルデータ」は,「地籍図類による景観復原研究グループ」と共同で
開催された.この研究集会では,徳島大学付属図書館が所蔵している貴重な絵
図に対する参加者の注目もさることながら,古い時代の絵図が高い精度でデジ
タルデータ化されていることにも参加者の関心が集中していた.