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日本保険医学会会長挨拶<年頭所感>
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日本保険医学会会長 白水 知仁 |
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平成23年 春
さて、私ども日本保険医学会は本年110周年を迎えることとなります。
明治34年1月29日に、ジョン万次郎の長男である中浜東一郎氏が初代会長として
発足以来、医学を社会へ還元する一応用分野として保険業界とともに歩んでまいりま
した。
当初の保険加入時の危険選択は診査医扱一本でしたが、昭和18年に現在は健康管理
証明書扱と呼ばれる代用診査が導入されました。
次いで、昭和48年に情報量としては劣るものの顧客利便性に優れる当時検定調査士
扱と呼ばれた面接士扱が導入され、危険選択の主力として成長を遂げました。
そして、近年、人間ドック、企業による健康診断そして特定健診など国民の健診受診
率が向上していく中、被保険者本人が有する健診結果をお借りして危険選択を行う人
間ドック・健診扱が今や面接士扱に取って替わりつつあります。
これらの健診を受けた被保険者にとって、この取扱は利便性が高く、また、本人が知っ
ている事実に基づいて危険選択を行う点でプライバシー保護の観点からも優れていま
す。保険会社にとっても得られる情報が従来の危険選択方法よりも豊富であるという
メリットがあります。しかしその一方、記載内容・書式が区々ばらばらであり、効率
的かつ公平な査定評価が難しいという課題も有しています。
日本保険医学会といたしましても、この危険選択の大きな潮流に対応すべく、人間ドッ
ク・健診扱を学会の取り組むべき課題のひとつとして取り上げて参りたいと思います。
また、併せて記念事業として、会員の利便性向上を図るべく学会ホームページのリニュ
ーアルなども検討しています。 厳しい状況が続く本学会ですが、諸先輩の先生方が築き上げてきた110年の歴史を 繋ぎ、そして、医学の応用分野として生命保険事業への貢献を目指して参る所存です ので今後ともよろしくお願い申し上げます。 最後になりましたが、新しい年が実りある年となることを祈念して、新年のご挨拶と させていただきます。
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