
日本昆虫学会電子化推進委員会では、昆虫分類学、応用昆虫学、昆虫生理学、昆虫生態学などの学術的昆虫学分野、および一般向けの昆虫学教育普及分野に関する、優秀なホームページを表賞する「あきつ賞」を設けています。
2005年(平成17年)の「あきつ賞」受賞サイトおよび作成者は下記の通りです。
2005年度の「あきつ賞」へは、9件の応募があった。応募されたホームページ(HP)は、
どれも秀作であり、選考は難航した。選考過程で委員からは様々な意見が出され、以
下のような評価項目があげられた。
HPの見やすさ・英文の有無・教育効果・学術性・有用性・対象(ターゲット)・デザ
イン・緻密さ(リンクの正確さ)・データ量・新規性・将来性・がんばれ度。
これらの評価項目には、相反する項目や、対象の設定によって評価不能な項目も含
まれている。選考方法は、各委員が総合的に判断し、それぞれ上位4つを選び、その結
果を点数化・集計し、点数の高い上位3つの HPを「あきつ賞」受賞ということにした。
選考の結果、第1回、2005年度の「あきつ賞」は、下記の3件となった。
●神保宇嗣氏(国立科学博物館)の「Mothprog」: 【評】MJのウェブ版公開と新体系の提案は、従来の論文形式では成しえなかった、イ ンターネットの長所を上手く利用した新規性のあるものである。蛾類目録は貴重であ る。データ量、有用性、将来性の点にお いても優れている。
●林 成多氏(ホシザキグリーン財団)の「Web版ネクイハムシ図鑑」: 【評】ネクイハムシという、小さい分類群のHPながら緻密な内容であり、生物学的属 性の情報を見事にまとめ、紙媒体での情報と同等か、それ以上の内容をネット上で利 用可能にしており、素晴らしいHPである。写真も美しく、絵解き検索は便利である。
●橋本佳明氏(兵庫県立大学・兵庫県立人と自然の博物館)の「ハチとアリの博物館」 【評】すっきりしたデザインで、CGが効果的に用いられている。常木コレクション のHP部分は圧巻。ターゲットは広く、啓蒙的であり教育効果は高い。
「あきつ賞」の運営にあたり、電子化推進委員会としては、応募への広報不足、賞 の選考方法の検討不足などが反省点としてあげられる。これらは次年度以降に改善を 図りたい。とくに当初予定していた公表日の9月9日に受賞者を決定できず、9月12日と なったことについて、応募者をはじめ関係各位にお詫び申し上げる。
最後に、「あきつ賞」の趣旨をご理解いただき、応募いただいた9名の方々に厚く御 礼申し上げる。そして、初回の賞を受賞された3名の方々にお祝い申し上げる。