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     画像電子学会第29回秋期セミナー    2005.9.14更新

アニメーション、映画、ゲームのためのコンピュータグラフィックス

終了しました

                                                                                           

 本セミナーは、コンピュータグラフィックスの分野で活躍する第一線の研究者、技術者が、アニメーション、映画、ゲームのためのコンピュータグラフィックス、さらには今年のSIGGRAPHで紹介された映像や研究発表について解説するものです。

対 象

CGに関する最新の技術動向を習得したい方、CGに興味を持つ学生の方。

CGによる新しいビジネスの可能性を探りたい方。

・企業の第一線で活躍されている方、および入社数年の研究開発者の教育用にもご利用ください。

  開催日時2005915()16() 9:0017:30

    開催場所工学院大学 新宿校舎 3階講堂 (東京都新宿区西新宿1丁目24番地2号)

http://www.kogakuin.ac.jp/map/shinjuku/index.html(新宿駅西口徒歩5分) 

会 員 (賛助会員、協賛学会会員を含む)   25,000 円〔20,000円〕

       学 生 (大学院学生を含む)          5,000 円〔 3,000円〕(学生歓迎)

       非会員                  35,000 円〔30,000円〕

 2日間・1名につき、テキスト代を含みます。

参加者にはカラーで見やすいCD-Rによる講演資料の電子ファイル(パスワード付)を用意する予定です。815日(月)までにお申し込み・お振込みの場合は〔 〕内の金額となります。(振込み手数料はご負担下さい。)

定 員270 (定員になり次第締切りますので、お早目の申し込みをお願い致します)

■ 申込み先:

  〒105-0012 東京都港区芝大門1-10-1 全国たばこビル6F「第29回秋期セミナー事務局」

  TEL:03-5403-7571  FAX:03-5403-7572  E-mail:kikaku@iieej.org

催:画像電子学会

:日本印刷学会、日本画像学会、日本写真学会、映像情報メディア学会、情報処理学会、電気学会、電子情報通信学会、CG-ARTS協会(財団法人 画像情報教育振興協会)

プログラム ※16日の(6)と(7)の順番が入れ替わりました。ご注意ください。

915日(木)  

9:00-9:10 開会の挨拶

 9:10-10:30

1)コンピュータアニメーションの基礎  

    栗原 恒弥 (()日立製作所 中央研究所) 

本セミナーの理解を助けるために,キーフレーム法,モーションキャプチャーなど,コンピュータアニメーション技術の基礎的な説明を行う。さらに,最近のキャラクタアニメーションの研究動向を簡単に説明する.具体的には,モーションデータの編集や再利用技術,キャラクタの形状モデリングと変形,顔、洋服、頭髪などに関する技術について紹介する。

 10:40-12:00

2)ビデオゲーム技術の動向と展望(ゲーム性と感性)について      

    馬場 哲治 (株)ナムコ )

   ビデオゲーム技術は、コンピュータやその周辺機器の技術およびCG技術の進歩とともに発展してきたが、ビデオゲーム特有の技術の進歩やゲーム制作に係わるクリエイターの感性がなければ今日の隆盛はなかったと言える。本講演では、これらについての解説を行う。

1)ビデオゲームのゲーム性と技術の進歩:ゲーム性に関わる技術の進歩とあわせて、ナムコで開発した最新のビデオゲーム関連技術について解説する。

 2)ビデオゲームの制作プロセスと感性:ゲームの制作プロセスの中で、ゲームの面白さ(感性)を受け手(プレイヤー)にどのように伝えようとしているか、ゲームコンテンツの送り手(コンテンツ制作者)の立場から解説する。

  13:10-14:30

3)空間統計学に基づくキャラクタアニメーション            

    栗山   (豊橋技術科学大学)

モーションキャプチャー技術の普及に伴い、計測データを用いたキャラクタアニメーションの技術が数多く提案されている。中でも、類似した動作データの足し合わせで新たな動作を生成する補間手法は、運動学や動力学の複雑な計算を必要としない便利な計算法である。

本講演では、SIGGRAPH2005で発表した、地球統計学(geostatistics)を用いた動作データの補間法について解説する。この方法が安定かつ高速に動作を生成でき、既存の手法と比較して、より高い再現精度を保証することを示す。また、生成された動作の統計学的な信頼度を用いて、足し合わせに用いる動作データを最適に選択する方法についても言及する。

14:40-16:00

4)流体シミュレーションとその応用             

    土橋 宜典 (北海道大学)

自然現象のシミュレーションはコンピュータグラフィックスにおいて重要なトピックの一つとなっている。特に、近年では、水や雲、炎といった流体に関連した現象に注目が集まっている。本講演では、まず、流体シミュレーションの基礎について概説した後、これを応用した様々な自然現象のシミュレーション手法について紹介する。さらに、シミュレーション結果からの写実的画像の生成手法とそのGPUを用いた高速化手法についても概説する。

 16:10-17:30

5)デジタル映像制作現場における NPR技術              

    安生 健一 (オー・エル・エム デジタル)

  ノン・フォトリアリスティックレンダリング(NPR)と呼ばれる技術群は、アート表現、テクニカルイラストなどの意匠表現への展開だけでなく、デジタルアニメ作品等の映像制作現場においても、年々多様化し洗練されてきた。本講演では、デジタル映像制作現場におけるNPR技術のこれまでの動向を述べ、理論と実際の比較、および、今後の展開を議論する。  

916日(金)※16日の(6)と(7)の順番が入れ替わりました。ご注意ください。

 9:00-10:20

6)モーションキャプチャーを活用したデジタル映像制作       

    福本 隆司(()リンクス・デジワークス)

「映画を撮影するようにキャプチャーする」これが当社がモーションキャプチャーを行なう際に心がけていることであり、本講演の一環したテーマである。当社が5年ほど前から手がけてきたゲームムービー制作におけるモーションキャプチャー活用の変遷を、いくつかの作品をケーススタディーとして紹介する。また、プリビジュアリゼーション(プリビズ)の手法として有効なビデオマティクスについても併せて解説する。

 10:30-11:50

7)キャラクターのアニメーション表現と観客の持つリアリティについて     

    今間 俊博  (尚美学園大学)

 尚美学園大学で講義しているアニメーション制作のための表現技術を以下の考えに基づいて紹介する。

 アニメーターとしての目を養うために、いろいろな物の動きを観察しそれらをパターンとして身につける事が重要である。キャラクタアニメーションでは、フィールドに出て自分でビデオ撮影を行い、年齢による動きの違いや特徴を学習する。キャラクターの動きの特徴は、モーションキャプチャーによっても採取する事が可能である。

  しかし、モーションキャプチャーによって、得られた生のデータを3次元のキャラクターに付与しても、必ずしも良いアニメーション映像が作れるわけでは無い。キャラクターの持つリアリティと、そのキャラクターに付与された動きが一致していないと、「不気味の谷」といった 不具合を生じる事もある。映像の受け手である観客が期待する動きと、キャラクターにアニメーターが付与した動きが合致したときに、アニメーションとして最高の結果が得られる。

 13:00-14:20

8)擬態するCG −スタジオジブリのデジタル作法−     

    片塰 満則 (()スタジオジブリ )

  近年CG技術を用いたアニメーションは数多く制作されている。作品によってCGの使用目的は様々だが、スタジオジブリにおいては「子供たちのための、伝統的なセルアニメーションを作る」という理念のもとに、出来うる限りセルアニメーションのスタイルに合わせたCGの制作を行ってきた。

  本講演では、10年にわたりスタジオジブリCG部が行ってきた「セルアニメーションへの擬態」のための分析と実践を、作品中の実例から紹介する。

 14:30-15:50

9SIGGRAPH 2005に見る最先端映像技術とその作品    

    大口 孝之 (フリーランス映像ジャーナリスト)

  SIGGRAPH 2005コンピュータ・アニメーション・フェスティバルと、海外CGプロダクションの動向、 SIGGRAPH 2005のエレクトロニックシアターやスケッチ、コースなどで紹介された映像作品や、米国のプロダクション、学校などの動向について解説する。

 16:00-17:20

10SIGGRAPH 2005報告                   

    西田 友是 (東京大学) 

 米国ロサンゼルスで開催される世界最大のコンピュータグラフィックスの学会SIGGRAPHにおける発表論文をもとに、世界のコンピュータグラフィックスの研究動向について紹介する。またこの数年のSIGGRAPHでの幾つかの代表的な論文も紹介し研究の傾向のみでなく具体的な興味深い研究を紹介する。

 17:20-17:30 閉会の挨拶

 <終了後 引き続き>

 ・西田友是教授SIGGRAPH The Steven A.Coons AwardCoons賞)受賞記念 講演会  18:0019:00

  会 場:同会議室 (参加費:無料)<学会事務局への事前申し込みが必要です>

  ・西田友是教授SIGGRAPH The Steven A.Coons AwardCoons賞)受賞記念 パーティ       19:30

  会 場:工学院大学 第5会議室(11F)

  参加費:4,000円(セミナー講師は参加費無料)<学会事務局へ9/9(木)までに申し込みください>

なお、セミナー終了後の上記2企画はSIGGRAPH東京との共同開催を予定しています。