

アートマネジメント(arts management)とは、一言で言えば、アートを鑑賞者へと運ぶ方針を立てて、これを経済的にうまく行うことです。アーティストがいかに素晴らしい作品を創作しても、それが鑑賞者のもとに届かなければ、ほとんど意味がありません。鑑賞者が鑑賞して心が弾んだり、気持ちが晴れ晴れとしたり、気分が爽快になったり、感動したりしてこそ、その作品が素晴らしい作品と言えるのです。アートは基本的にわたくしたちに、感覚的な悦びを与えるものであり、悦びの源泉であるアートを社会に広げる事業が、アートマネジメントです。
本学会はこのアートマネジメントを研究することを主な目的としています。ここで研究するとは、英語で言えばstudyで、学術的な研究をすることだけではなく、調べる、調査する、学ぶ、勉強する、といった活動を全部含めています。ですから会員も、大学でアートマネジメントを教えている教員、それを学んでいる学生や院生、実際に公共のホール・文化会館などで働いている地方自治体の職員、ホールや劇場の運営に携わっている民間人、フリーランサーのプロデューサー、美術団体の運営責任者、美術館で活躍しているヴォランティアー、それにアーティスト、など職業や身分もさまざまな方たちです。
芸術鑑賞の悦びをもっと多くの人が味って欲しいと願っている方々、芸術文化の振興こそ日本の進むべき道だと考えている方々、老若男女を問いません、一緒にアートマネジメントをstudyしませんか。
また本学会の活動は、各部会での活動が中心になっていて、これが本学会の特色です。そこで芸術文化による地域社会の活性化や地方都市の再生などに興味と志のある方、部会のメンバーとなられてアートによる地方振興のために活躍されるよう願っています。
会長 利光 功