竹腰正隆(森河賞進行役)
この「森河賞」とは、1994年2月に不慮の事故によって亡くなられた故森河淨氏(前・福井医科大学臨床検査医学講座)を記念して作られた賞です。生前の森河氏は、商用パソコン通信ネットワークのNIFTY-Serve(ニフティ株式会社)にあるバイオフォーラム(FBIO)を中心とした、ネットワーク上でも活躍されていた。特に、バイオ研究者にとって有用なソフトウェアの開発に精力を注がれていました。また、公開後は使用された方々からの意見を取り入れて絶え間ざる改良を加え、より使いやすいソフトウェアの開発に努力されていました。
その熱意に触れられた方の多くは、森河さんの死に衝撃を受け、何とかその業績を賛えることができないかと考えてきました。FBIOで各種意見が交された結果として、「森河賞」を設けることが決まりました。これは年1回バイオ研究者に有用なソフトウェアを1つ選んで、その作者に「森河賞」を贈るというものです。作品の選考から決定の通知、発表に至るまで、すべてNIFTY-ServeのFBIO上で行っています。基本的には地球上のどこにいらしゃる方でも、パソコン通信を行えば「森河賞」の推薦や選考に関与することができます。われわれは、電悩ネットワーク社会における新しい賞のスタイルの賞を創りあげようとして、意欲をもって進めています。
昨年、第1回の受賞者として、広島大学医学部麻酔学蘇生学教室の讃岐美智義氏作のMacintosh用の文献管理ソフトウェアを補助するソフトウェアであるRT(REFERENCE TRANSFORMER)が選ばれました。第2回の受賞者も、この原稿が目に触れる頃には決定されていると思います。この告知を読まれて、森河賞に関心をもたれた方は、どうかFBIOに加入して森河賞の運営に参加いただきますようお願いします。
(問い合わせ先:東海大学医学部分子生命科学2、qga00050@niftyserve.or.jpまたはmtakekos@is.icc.u-tokai.ac.jp)