農業リモートセンシング・ハンドブック刊行について


 本書のねらいは,リモートセンシングの初学者や実務者を対象に,農業・環境分野でリモートセンシングがどのように貢献できるかを,なるべくわかりやすく,たくさんの事例を交えて紹介することです。そのため,本書ではまず日本と世界の特徴的な農業地帯の衛星画像を見ることから始まり,次にどんな場面でリモートセンシングが使われるか,多くの事例で示しました。そしてもし興味をもたれたら,第3部の画像解析の基礎に進んで勉強を始めることができます。さらに第4部の実際の解析演習や処理ソフトウェアの紹介も役立つはずです。

 多くのシステム農学会会員を含む,100名を超える執筆陣から原稿料なしで寄稿いただいたことにより,500頁超の図版豊富な冊子+演習データ入りDVD付きで2,500円という破格の値段で出版することができました。とくに,安田嘉純先生には長年のご研究と教育で培われた「リモートセンシング画像解析の基礎」の大部分を,また飯坂譲二先生にはフリーで高性能なリモートセンシング解析ソフトウェアであるMultiSpecについての解説を執筆いただき,教科書および技術書としての価値が高くなっています。

 大学での研究・教育をはじめ,行政機関や民間の農業・環境分野の業務に幅広くご活用いただけることと思います。ご購入は(株)佐藤印刷のホームページよりどうぞ。

RSHB title
秋山 侃・石塚直樹・小川茂男・岡本勝男・斎藤元也・内田 諭 編著
システム農学会 発行

A4横版511頁 DVD付き 白黒版2,500円(税込2,625円)


目  次

第1部 衛星画像で見る日本と世界の多様な農業
  第1章 世界農業概観
  第2章 日本の農業地帯

第2部 リモートセンシング技術の農業利用
 第1章 作物管理・統計利用
 第2章 インフラ整備・農地管理・地域計画・土地利用
 第3章 環境・生態・災害・防災

第3部 リモートセンシング画像解析の基礎
 第1章 リモートセンシングの進歩
 第2章 作物と土壌の分光特性および指数
 第3章 多重分光の基礎
 第4章 SAR技術
 第5章 リモートセンシングの実施技術
 第6章 「リモートセンシング解析の基礎」のまとめと今後の展開

第4部 リモートセンシング解析演習,利用ソフトとデータ
 第1章 MultiSpecによる演習
 第2章 衛星データ利用のための道具と手法
 第3章 リモートセンシング処理ソフトウェア
 第4章 衛星画像
 第5章 航空機画像
 第6章 地上測定機器

APPENDIX
 App. I 大学等教育機関
 App. II 研究機関・独立行政法人・財団法人等
 App. III 民間企業

《添付DVD》
  農業リモートセンシング・ハンドブック本編PDFファイル
  MultiSpec 概説書PDFファイル 185p
  MultiSpec 演習用データ

MultiSpecは,米国Purdue大学で開発されたフリーのリモートセンシング解析ソフトウェアです。
最新版をwebサイトよりダウンロード可能です。

執筆者一覧・目次・内容見本はこちらrshb_sample (PDF 2.1MB)