FIMF 合同フォーラム2008「腸内共生菌と食の機能」平成20年11月20日(木)〜21日(金)東京大学 安田講堂

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大会長挨拶

大会長 上野川 修一

 平成20 年11 月20、21 日の二日間開催されることになりましたFIMF 合同フォーラム2008では、「腸内共生菌と食の機能」をメインテーマに国内外の腸内フローラ、食品機能の研究者にご講演をお願いして、最先端の健康科学をご紹介いただくことを意図したものです。

 この10 年間に、新たな研究技術の開発により腸内フローラ、機能性食品に関する研究は急激に発展し、国民の健康志向とあいまって、ヒトの健康にとって腸内フローラや機能性食品の重要性が認識されてきました。国内でも医療費の増加による財政の圧迫、高齢者社会での健康・長寿、生活習慣病の予防などの問題に腸内フローラや機能性食品を利用した日常生活からの健康維持は不可欠のものとなってまいりました。

 腸内フローラや機能性食品の研究は長年にわたり日本がリードしてきた分野です。しかし、まだまだこれらの機能に関して多くのブラックボックスが残されており、その実態を掌握し、我々の手でコントロールできるまでには至っておりません。

 ここ数年のヨーロッパ諸国ならびにアメリカ合衆国では腸内フローラの機能研究に多くの予算が計上され、国家レベルでの戦略が展開されております。日本でもJSTやJBAなどでプロジェクトが企画されておりますがまだスタートには至っておりません。このような状況の中、日本ビフィズス菌センター、日本乳酸菌学会、日本食品免疫学会、日本動物細胞工学会、日本生物工学会乳酸菌・腸内細菌工学研究部会の五つの関連する学会が合同でフォーラムを開催することになりました。

 開催の目的は、腸内フローラ、機能性食品研究の現状と今後の方向性について、日本としての戦略を考える上で共通の認識を得ること、さらに科学技術の発展に伴い、新たな研究戦略を立てる上で有用な情報を得ることにあります。単に研究に留まらず、産業分野にも大きな発展が期待できるような成果があげられるよう是非皆様のご参加をお待ち申し上げます。