性器クラミジア感染症(Genital Chlamydial Infection)


治療と予防、患者取り扱い法、法的処理

テトラサイクリン剤、マクロライド剤、ニューキノロン剤が有効である。いずれにしてもパートナーの感染の診断と治療が不可欠である。米国のCDCの治療指針では以下のレジメンが推奨されている。

推奨レジメン Azithromycin 1g 経口1回投与(日本未認可)又は Doxycycline 100mg/回 1日2回経口投与 7日間
代替レジメン Erythromycin base 500mg/回 1日4回経口投与 7日間
Erythromycin ethylsuccinate 800mg/回 1日4回経口投与 7日間
Ofloxacin 300mg/回 1日2回経口投与 7日間

重症のPIDでは入院や抗生物質(Ampicillin/sulbactamとDoxycyclineの併用は有効とされる)の経静脈投与が必要となる。
特に、LGVに関しては以下のレジメンのほかに感染局所の外科的治療が必要となることがある。

推奨レジメン Doxycycline 100mg/回 1日2回経口投与 21日間
代替レジメン Erythromycin base 500mg/回 1日4回経口投与 21日間

妊婦に対してはDoxycycline、Ofloxacinは禁忌であり、Azithromycinの妊婦や授乳婦に対する安全性は確立されていないので、以下のレジメンを用いる。いずれも十分に効果的とはいえないので治療終了3週間後に培養で陰性化を確認する。

推奨レジメン Erythromycin base 500mg/回 1日4回経口投与 7日間
Amoxicillin 500mg 経口  1日2回経口投与 7日間
代替レジメン Erythromycin base 250mg/回 1日4回経口投与 14日間
Erythromycin ethylsuccinate 800mg/回 1日4回投与 7日間
Erythromycin ethylsuccinate 400mg/回 1日4回投与 14日間
Erythromycin estolateは薬剤性肝障害のおそれがあり、妊娠中は禁忌である。


新生児結膜炎、肺炎に対しては以下のレジメンが記載されている。

推奨レジメン Erythromycin base 50mg/kg/日 1日4回に分けて経口投与 10〜14日間

局所療法としてはエリスロマイシン、オフロキサシンの点眼、テトラサイクリン(眼軟膏)の使用が勧められる。