『ホルモンの分子生物学』シリーズ

「『ホルモンの分子生物学』シリーズ刊行にあたって」より

 日本比較内分泌学会は,1995年に創設20周年を迎えた,比較的新しい学会であるが,この間,学術集会,シンポジウム,ワークショップの開催,プロシーディングや情報交換誌の発行などの通常の学会活動の他に,比較内分泌学という学際的な分野での研究成果を広く知ってもらう目的で単行本を出版してきた.それらには,『ホルモンの生物科学』シリーズ全10巻(1976〜1992),『内分泌器官のアトラス』(1987),『ホルモンハンドブック』(1988),『ホルモン実験ハンドブック』全3巻(1991)がある.これらの本は水産学,畜産学,薬学,医学,生物学など,幅広い分野の研究者からなっているこの学会自身の役にも立ってきたが,一般読者の好評も博している.
 これに気を良くしたことと,分子生物学的手法を駆使した最近の比較内分泌学の急速な進歩を,専門外の者も鳥瞰できる書物が欲しいという内外の声に応えるために,学会創設20周年の機会に『ホルモンの分子生物学』シリーズ全7巻が企画された.シリーズ編集企画委員,各巻の編集担当者および執筆陣は,第一線で活躍中の新進気鋭の研究者が中心で,この新しい分野の水先案内人を務める.この分野の急速な進展ぶりを考えて,約1年の間に全巻刊行の予定である.
 本シリーズは,ホルモンや受容体,およびそれらの遣伝子発現の分子生物学に焦点を合わせているが,組織・器官形成,発生,成長,ストレス,ホメオスタシスなど主要な生命現象におけるホルモンの役割や作用機構が分子生物学的にどこまでわかっているかをも示す,いわば,この分野の里程標たらんとするものである.

1996年夏
日本比較内分泌学会会長 川島誠一郎

ホルモンの分子生物学序説 成長ホルモン・プロラクチンファミリー 生殖とホルモン
1. ホルモンの分子生物学序説

加藤幸雄・浦野明央 編
3,670円
2. 成長ホルモン・
プロラクチンファミリー


針谷敏夫・川内浩司 編
3,670円
3. 生殖とホルモン

小林牧人・加藤順三 編
3,675円
甲状腺ホルモン ストレスとホルモン 発生と成長因子・ホルモン
4. 甲状腺ホルモン

菊山 栄・柳沢 忠 編
3,465円
5. ストレスとホルモン

田中滋康・中山和久 編
3,780円
6. 発生と成長因子・ホルモン

服部眞杉・上野直人 編
3,466円
ホメオスタシス  
7. ホメオスタシス

竹井祥郎・広瀬茂久 編
3,780円
8. 無脊椎動物のホルモン

櫻井 勝・岩見雅史・長澤寛道 編
3,675円 
 

表示価格は税込

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