レーザ計測から得られる細密デジタル地形情報
向山 栄 [国際航業(株)]
- 近年、航空機レーザ計測で得られた高密度の標高データを用いて、詳細な地形モデルを作る手法が確立してきた。
この手法の最大の特徴は、地形モデルの性能という観点からみた場合、 計測点密度が従来の手法より格段に高くなったことであるといえる。
このことにより、従来の大縮尺地形図では把握できなかった微細な地形を、定量的に表現することができるようになった。
地形情報の解像度の飛躍的向上は、短い時間で起こる事象、 あるいは狭い空間レンジで起こる事象の過程を詳細に再現することに貢献し、
地表面の動的現象に起因する災害の軽減などに役立つと考えられる。
また作業工程の観点からみると、短時間で広範囲にわたる高密度の標高データを取得し成果を出力できることが大きな特徴である。
さらに地形モデル作成の大半を機械処理で行うため、 調査過程の透明性、記録性および再現性に優れ、
成果物の信頼性向上を図れることも革新的といえる。