学会通信

このページは,2010年12月20日18時25分に最終更新されました。

日本オセアニア学会出版物の著作権及び電子公開に関する規約(new!)

過去の学会通信

ニューズレター掲載論文(和文)


ニューズレターNo.98から

第2回 石川榮吉賞について
日本オセアニア学会第12期理事会

日本オセアニア学会第12期理事会は、第2回石川榮吉賞の受賞候補者として須藤健一氏(国立民族学博物館)を推薦し、その受賞が評議員会で決定されました。それを受けて、第27回日本オセアニア学会研究大会において、須藤健一氏には賞状が贈呈されました。以下に受賞理由を掲載します。なお、須藤健一氏には、「石川榮吉賞を受賞して」と題したお言葉を、次号のニューズレターにお寄せいただく予定です。

<受賞理由>

須藤健一氏は、1974年以来、ミクロネシア連邦のチューク州・ヤップ州を中心としたミクロネシア地域において、また、1988年からはトンガ王国を中心としたポリネシア地域において調査に従事し、オセアニアにおける文化人類学的フィールドワークを主導してきた。また、様々な著書、編著書、論文を通して、日本におけるオセアニア学の確立に大きく貢献してきた。

学会活動で言えば、須藤氏は、日本オセアニア学会創立当初から評議員、理事などの活動を通して学会を支え、1999年から2003年にかけて2期4年間会長を勤めた。会長就任直前の1999年には創立20周年記念国際シンポジウム「南太平洋のフロンティア」の実行委員としてシンポジウムの成功に貢献し、会長退任直前の2003年には、創立25周年記念国際シンポジウム「太平洋の21世紀−新たな文化とアイデンティティの創成」を主催し、日本オセアニア学会のプレゼンスを国内外に示した。

以上のように、オセアニア研究の振興に多大なる寄与を果たしてきたこと、くわえて、長年にわたり日本オセアニア学会の発展に貢献してきたことから、須藤氏を石川榮吉賞受賞者として推薦することを決定した。

第10回 日本オセアニア学会賞選考要項

2010年度日本オセアニア学会賞選考委員会
委員長 山本真鳥

日本オセアニア学会賞の候補者を募集しています。該当する著書・論文のあるかたは、ご応募ください。

  1. 本学会賞受賞資格者は本学会会員で、対象となる著書または論文の刊行時に原則として40歳未満とする。対象となる著書または論文は1編とし、2009年1月1日から2010年12月31日までに刊行されたものとする。なお、該当する著書または論文が複数の著者によるものの場合は、筆頭著者のものに限定する。
  2. 候補者の応募は自薦あるいは本学会員からの他薦による。他薦による場合は、他薦者は被推薦者(候補者)の了解を得ていることが望ましい。
  3. 自薦の場合は、選考対象となる著書または論文について、1部以上を日本オセアニア学会賞選考委員長(以下、選考委員長)宛に送付するものとする。送付に際し、連絡先(住所、FAX番号、E-mailアドレス)を明記するものとする。
  4. 他薦の場合は、推薦者の氏名と被推薦者(候補者)の氏名、被推薦者の連絡先(住所、FAX番号、E-mailアドレス)、および被推薦者の選考対象となる著書または論文名を明記する。雑誌論文の場合は、雑誌名、巻号、出版年を、著書の場合は著書名(分担執筆の場合は、担当章のタイトルと著書のタイトル、編者名)、出版社、出版年を明記する。この場合も、著書または論文を選考委員長に送付することが望ましいが、送付されていない場合でも受理する。なお、推薦理由が必要であると判断する場合は、200字以内の推薦文を添付してもよい。
  5. 応募期間は2010年11月1日から2011年1月15日まで(必着)とする。
  6. 送付先は下記とする。自薦の場合は、著書または論文を同封する必要があるので、郵便ないしは宅配便で送付することし、他薦の場合は郵便以外にFAXあるいはE-mailでも受け付けることとする。
    (日本オセアニア学会賞選考委員長)山本真鳥
    〒194-0298 東京都町田市相原 4342  法政大学経済学部
    FAX: 042-783-2552 E-mail: matoriy[atmark]hosei.ac.jp(注:[atmark]は半角の@です)
  7. 選考委員長は、自薦および他薦の書類を受領してから1週間以内に、受領した旨の連絡をする。
  8. 2011年1月15日以降、選考委員会は厳格な審査を行い、その結果を本年度の本学会総会の開催前に理事会に報告する。

<注 記>

  1. 選考を円滑に進めるため、すでに刊行されている書籍または論文については、募集期間が始まり次第、速やかに、応募して下さるようお願いします。
  2. 募集の対象は、単行本だけでなく雑誌に掲載された論文も該当します。
  3. オセアニア地域に関わるあらゆる研究分野の作品が対象となっています。

日本オセアニア学会賞規定

第1条(目的)
日本オセアニア学会はオセアニア地域における人間、文化、社会、環境などの研究の振興を目的とし、「日本オセアニア学会賞」を制定する。
第2条(資格)
日本オセアニア学会員であること。
第3条(対象)
オセアニア地域研究に関し、前年度及び前々年度において最も優秀な著書又は論文を公にした個人。但し、刊行時において原則として満40歳未満の者とする。
2 賞の授与は各年度1名とする。
第4条(選出方法)
賞の選考は理事会が委嘱した5名の日本オセアニア学会賞選考委員が行う。
2 以上の選考結果に基づき理事会が受賞者を決定する。
第5条(賞の授与)
賞の授与は日本オセアニア学会総会で行う。
第6条(賞状・報奨金)
受賞者には賞状ならびに日本オセアニア交流協会(学校法人園田学園)基金より副賞を贈呈する。
附則
この規定は平成13年4月1日より施行する。

2010年度 日本オセアニア学会関東地区例会のお知らせ

関東地区例会を以下の要領で開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちしています。

日時:
2010年12月11日(土)14:00〜17:30 ※終了後に懇親会を行います
場所:
東京大学 本郷キャンパス 医学部教育研究棟 2階 第4セミナー室
http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_02_09_j.html
(最寄駅は地下鉄丸の内線または都営大江戸線の本郷三丁目です)
プログラム:
1.「トンガ王国における企業と文化 ―日系『ノニジュース』生産工場の事例から―」
発表者:北原卓也(早稲田大学)、
コメンテーター:小林誠(日本学術振興会/首都大学東京)
2.「集団関係と血をめぐる交渉 ―ニューギニア高地における葬儀時の母方親族への贈与―」
発表者:深川宏樹(筑波大学)、
コメンテーター:田所聖志(東京大学)
[関東地区例会幹事 深山直子(日本学術振興会/お茶の水女子大学)]

2010年度 日本オセアニア学会関西地区例会のお知らせ

関西地区例会を以下の要領で開催いたします。会員の皆様のご参加をお待ちしています。

日時:
2011年2月19日(土)13:30〜17:00 ※終了後に懇親会を行います
場所:
国立民族学博物館 2階 第3セミナー室
交通案内:
http://www.minpaku.ac.jp/museum/information/access.html
プログラム:
1.「オーストラリア南東部先住民の環境管理ための先住民運動――ネットワーク型社会における環境問題」(仮題)
発表者:友永雄吾(日本学術振興会特別研究員/国立民族学博物館)
2.「漁業開発は成功したか――マーシャル諸島における総合的漁業開発プロジェクトを事例に」(仮題)
発表者:吉村健司(総合研究大学院大学・文化科学研究科)
コメンテーター:丹羽典生(国立民族学博物館)
[関西地区研究例会幹事 丹羽典生(国立民族学博物館)]

第28回 日本オセアニア学会研究大会・総会のお知らせ

日本オセアニア学会第28回研究大会・総会を下記の要領で開催いたします。会員の皆様の多数ご参加をお待ちしております。

日時:
2011年3月21日(月) 13:00 〜 22日(火) 12:00(予定)
(新評議員会: 3月21日 10:00〜、新旧合同理事会: 11:00〜、新旧合同評議員会:12:00〜)
大会・総会・理事会・評議員会会場:
たてやま夕日海岸ホテル
〒294-0047 千葉県館山市八幡822
TEL:0470-23-8111 / FAX:0470-23-8110
URL:http://www.yuhikaigan.com/index.html
参加費:
有給者(定年等の退職者及び学術振興会特別研究員等を含む)18,000円
無給者(大学院生、学生等) 10,000円の予定。
いずれも21日の宿泊費、懇親会費を含む。
*ホテルへの宿泊をご希望にならない(懇親会にも参加されない)、あるいは宿泊費と大会参加費の領収書を別に作成する必要のある方は、その旨をあらかじめお知らせ下さい。その場合、大会参加費は7,000円(有給者の場合)を予定しております。また、申し込み期限を過ぎました場合、宿の手配が出来ない可能性があること、直前のキャンセルは、キャンセル料を徴収することを御了承下さい。
ご出欠につきましては、学会ホームページの申し込み用フォームをご利用のうえ、2011年1月14日(金)までにお知らせください。研究大会に参加される方は、出張依頼書を希望されるかどうか、研究発表をされるかどうか、発表される場合には発表題目と使用される機器類などについても、フォームにご記入下さい。また、フォームのご利用が不可能な場合には、御氏名、連絡先を明記の上、FAXか郵便で、必要事項を大会・総会事務局にお知らせください。発表時間は演題数にもよりますが、質疑応答を入れて例年20〜25分程度です。
研究大会参加申し込みフォーム: http://www.jsos.net/meeting2011.html
交通:
JR館山駅から徒歩10分。交通の便は以下の通りです。
1)高速バス
※東京駅〜館山駅(所要時間約2時間)・・・詳しくはJRバス関東のホームページ
※千葉駅〜館山駅(所要時間約1時間半)・・・詳しくは京成バスのホームページ
2)電車
東京駅(特急ビューさざなみにて100分)→館山駅
※時刻表はJR東日本ホームページなどをご覧ください
3)自家用車
東京→東京湾アクアライン→木更津南I.C.→富津中央I.C.(富津館山道路)→富浦I.C.→国道127号(所要約2時間)

《大会会場・館山のご案内》

館山は、千葉県南房総の先端に位置し、黒潮の影響を受け、冬でも花が咲く温暖な気候と変化に富んだ海岸線、緑あふれる野山、新鮮な海の幸・山の幸に恵まれた自然豊かなまちでございます。ホテル目の前の館山湾(北条海岸)は、天気の良い日には、水平線の向こうに富士山も望めます。千葉県は、伊勢海老の漁獲量が全国一、そしてこの地域では良質のアワビも獲れます。懇親会では、美味しい新鮮な海の幸を食べていただけるように手配しております。

会員の皆様方には、ふるってご参加くださいますようお願い申し上げます。

本研究大会・総会につきましては、次号ニューズレターにて改めてお知らせする予定です。

第28回研究大会・総会事務局

〒263-8522千葉市稲毛区弥生町1-33 千葉大学文学部
小谷真吾
Tel&Fax:043-290-2298
Email: 2010oceania28[atmark]gmail.com(注:[atmark]は半角の@です)

学会通信

1.メール理事会の報告

2010年10月7日に、吉岡会長の招集により、メール理事会が開催されました。国立情報学研究所の学協会情報発信サービスが、平成23年度末に停止されることへの対応として、学会ホームページを管理するサーバーをjsos.netというオセアニア学会のドメインネームサービスを提供している会社の運用するものに移行することという議題について審議が行われ、承認されました。

庶務担当理事 梅崎昌裕

新入会員(webではメールアドレスは記載しません)

松舘文子
JICAプロジェクト調整員
小林竜太
慶應義塾大学文学研究科史学専攻民族学考古学分野

寄贈図書

Kagiya, Akiko (2010) Female Culture in Raijua: Ilats and everlasting Witch-Worship in Eastern Indonesia. Japan Publications 0(鍵屋明子氏より寄贈)

論文の寄稿について

日本オセアニア学会ニューズレターでは、論文の寄稿を随時受け付けています。



ニューズレターNo.97から

2010年度日本オセアニア学会モノグラフシリーズの公募について

日本オセアニア学会では次の要領で2010年度刊行のモノグラフシリーズの公募を行います。会員の皆様にはふるって応募ください。

  1. 公募期間:2010年8月1日〜9月30日
  2. 提出物:カメラ・レディー原稿・モノグラフ・タイトル、著者氏名、所属、連絡先(住所,メール・アドレス等)を含む送り状
  3. 提出先:モノグラフシリーズ担当理事
    〒321-8505 宇都宮市峰町350 宇都宮大学国際学部
    柄木田研究室 (e-mail: karakita[atmark]cc.utsunomiya-u.ac.jp)
  4. 印刷費:刊行されるモノグラフシリーズの印刷費は著者が負担する。
  5. 著作権:モノグラフシリーズの形式的著作権は日本オセアニア学会に帰属する。
  6. 配布:刊行物の会員への配布は日本オセアニア学会が行う。その他の配布先への配布は著者が行う。

参考:日本オセアニア学会モノグラフシリーズについての申し合わせ

日本オセアニア学会理事会
2008年3月27日

日本オセアニア学会は、学会員の研究成果の発表促進のため、The Japanese Society for Oceanic Studies Monograph Series(以下、モノグラフシリーズ)を出版する。

  1. モノグラフシリーズは不定期刊行物とし、年1回会長名で公募する。著者および編者(以下、著(編)者)は過去2年間会費を納入している学会員とする。
  2. 著(編)者は、応募の際、図版を含め既に完成した原稿をモノグラフシリーズ編集担当理事に提出する。
  3. 応募があった場合、モノグラフシリーズ編集担当理事が審査委員会を招集する。審査委員会を構成する査読者は、学会員1名を含めた3名までとする。審査結果を踏まえ、モノグラフシリーズ編集担当理事が出版の可否を決定する。
  4. 出版が認められた場合、著(編)者は入稿前の原稿整理、校正などすべての編集作業に責任を負う。
  5. 編集事務(印刷業者との原稿の受け渡し等)は、モノグラフシリーズ編集担当理事が責任をもっておこなう。
  6. 学会の会計年度は、毎年3月1日から翌年2月28日であるため、刊行は次の日程で行う。会長名で公募の公示(3月末)、応募期間(8・9月)、査読審査(10・11月)、原稿修正(12月)、入稿(1月上旬)、出版(3月上旬)
  7. 装幀は、A5版、横書きとする。

第27回総会の報告

2009年3月18日(木)、第27回日本オセアニア学会研究大会会場(犬山市・名鉄犬山ホテル)において、日本オセアニア学会総会が開催されました。総会の議事は以下の通りです。

<審議事項>

1.事業について
下記2009年度事業報告が審議され、承認されました。
・People and Culture in Oceania vol.25の刊行(107pp.:論文3本、通信2本、書評1本)
・NEWSLETTER no.94, 95, 96(論文6本)の刊行
・研究例会の実施
・30周年記念出版「『オセアニア学』吉岡政徳(監修)遠藤央、印東道子、梅崎昌裕、中澤港、窪田幸子、風間計博(編)京都大学学術出版会」の刊行
・第27回研究大会・総会の実施:2010年3月17日・18日 名鉄犬山ホテル
・日本学術会議等関連の活動
・石川榮吉賞の選考
・第8回日本オセアニア学会賞の選考
2.2009年度会計報告
2009年度決算(2009年3月1日〜2010年2月28日)について、稲岡司理事より説明があり、承認されました(別紙参照:webには掲載しません)。
会計監査は、栗田博之および江戸淳子によって行われました。
3.事務局機能の一部外注について
積極的な学会運営を可能にするためのひとつの方策として、事務局業務を一部外注することが提案され、承認されました。
4.2010年度事業計画
下記2010年度事業計画が審議の結果、承認されました。
・People and Culture in Oceania vol.26の刊行
・NEWSLETTER no.97、98、99の刊行
・モノグラフ・シリーズの募集・編集
・関西地区・関東地区研究例会の実施
・第28回研究大会・総会の実施
・第10回日本オセアニア学会賞の募集
・日本学術会議等関連の活動
5.2010年度予算(別紙資料 p.27〜:webには掲載しません)
2010年度予算案(2010年3月1日〜2011年2月28日)について、稲岡司理事より説明があり、承認されました。
6.会費の値上げについて
吉岡会長より、来年度の総会にむけて会費を値上げする方向で検討することが提案され、承認されました(詳細は学会通信を参照)。

<報告事項>

1.モノグラフ・シリーズについて、柄木田康之理事より報告されました。
2.第9回日本オセアニア学会賞候補の理事会決定について、事務局より報告されました。
・丹羽典生著『脱伝統としての開発―フィジー・ラミ運動の歴史人類学』(2009年2月刊行、明石書店)
*総会終了後、授与式が行われました。副賞は例年通り、日本オセアニア交流協会から頂きました。なお、学会賞選考委員会からの報告は、以下別記事に掲載されております。
3.第28回研究大会・総会の実施
第28回研究大会・総会は、千葉大学の小谷真吾会員を大会長として開催されることが報告されました。

第9回 日本オセアニア学会賞について

第9回日本オセアニア学会賞選考委員会
委員長  山本 真鳥
稲岡  司
菊澤 律子
棚橋  訓
山口  徹

1)選考過程
2010年1月15日から対象著作類の回覧、メール会議による厳選
2010年3月10日、受賞候補者の内定
2)第9回オセアニア学会賞受賞候補者
丹羽典生氏(国立民族学博物館)
対象著作:『脱伝統としての開発―フィジー・ラミ運動の歴史人類学』(明石書店、2009年)
3)丹羽典生氏を受賞候補者として推薦する理由:
丹羽典生著『脱伝統としての開発―フィジー・ラミ運動の歴史人類学』は、フィジー諸島共和国におけるラミという社会集団に焦点をあて、フィジー人社会にとって重要な課題である伝統的価値観と近代化の調和と相克に、ラミの人々がどのように挑戦したかを、歴史人類学の視点を用いつつ、様々な角度から検討した民族誌である。2001年、2002年、2004年に実施した総計27ヶ月に及ぶフィジー地域社会(ヴィティレヴ島のバ地方とナンロガ・ナヴォサ地方の5村落を中心とする13村落)での社会人類学的な現地調査の成果と同時期にフィジー国立古文書館・南太平洋大学等で併行して実施した綿密な史料調査(英語史料、フィジー語史料)から得られた成果を接合しようとする手堅い手法に裏打ちされた作品であると評せよう。また、同書は、これまで実証的な研究蓄積に極めて乏しく、憶測に基づいて「珍奇」な運動としての表面的な評価しか下されてこなかったフィジーのラミ運動に関する国内外初の本格的な総合研究の試みとして高く評価されるものと理解している。共同組合運動という一側面からではあるが、20世紀中葉以降のフィジーの近現代史を俯瞰するためには好著であるだろう。また、オセアニア文化研究のなかから展開してきた歴史人類学の流れや、その主要トピックである客体化や創出(インベンション)についてのレビューとしても高いクオリティを備えている。

第10回 日本オセアニア学会賞選考要項

2010年度日本オセアニア学会賞選考委員会
委員長 山本真鳥

  1. 本学会賞受賞資格者は本学会会員で、対象となる著書または論文の刊行時に原則として40歳未満とする。対象となる著書または論文は1編とし、2009年1月1日から2010年12月31日までに刊行されたものとする。なお、該当する著書または論文が複数の著者によるものの場合は、筆頭著者のものに限定する。
  2. 候補者の応募は自薦あるいは本学会員からの他薦による。他薦による場合は、他薦者は被推薦者(候補者)の了解を得ていることが望ましい。
  3. 自薦の場合は、選考対象となる著書または論文について、1部以上を日本オセアニア学会賞選考委員長(以下、選考委員長)宛に送付するものとする。送付に際し、連絡先(住所、FAX番号、E-mailアドレス)を明記するものとする。
  4. 他薦の場合は、推薦者の氏名と被推薦者(候補者)の氏名、被推薦者の連絡先(住所、FAX番号、E-mailアドレス)、および被推薦者の選考対象となる著書または論文名を明記する。雑誌論文の場合は、雑誌名、巻号、出版年を、著書の場合は著書名(分担執筆の場合は、担当章のタイトルと著書のタイトル、編者名)、出版社、出版年を明記する。この場合も、著書または論文を選考委員長に送付することが望ましいが、送付されていない場合でも受理する。なお、推薦理由が必要であると判断する場合は、200字以内の推薦文を添付してもよい。
  5. 応募期間は2010年11月1日から2011年1月15日まで(必着)とする。
  6. 送付先は下記とする。自薦の場合は、著書または論文を同封する必要があるので、郵便ないしは宅配便で送付することし、他薦の場合は郵便以外にFAXあるいはE-mailでも受け付けることとする。
    (日本オセアニア学会賞選考委員長)山本真鳥
    〒194-0298 東京都町田市相原 4342  法政大学経済学部
    FAX: 042-783-2552 E-mail: matoriy[atmark]hosei.ac.jp
  7. 選考委員長は、自薦および他薦の書類を受領してから1週間以内に、受領した旨の連絡をする。
  8. 2011年1月15日以降、選考委員会は厳格な審査を行い、その結果を本年度の本学会総会の開催前に理事会に報告する。

<注 記>

  1. 選考を円滑に進めるため、すでに刊行されている書籍または論文については、募集期間が始まり次第、速やかに、応募して下さるようお願いします。
  2. 募集の対象は、単行本だけでなく雑誌に掲載された論文も該当します。
  3. オセアニア地域に関わるあらゆる研究分野の作品が対象となっています。

日本オセアニア学会賞規定

第1条(目的)
日本オセアニア学会はオセアニア地域における人間、文化、社会、環境などの研究の振興を目的とし、「日本オセアニア学会賞」を制定する。
第2条(資格)
日本オセアニア学会員であること。
第3条(対象)
オセアニア地域研究に関し、前年度及び前々年度において最も優秀な著書又は論文を公にした個人。但し、刊行時において原則として満40歳未満の者とする。
2 賞の授与は各年度1名とする。
第4条(選出方法)
賞の選考は理事会が委嘱した5名の日本オセアニア学会賞選考委員が行う。
2 以上の選考結果に基づき理事会が受賞者を決定する。
第5条(賞の授与)
賞の授与は日本オセアニア学会総会で行う。
第6条(賞状・報奨金)
受賞者には賞状ならびに日本オセアニア交流協会(学校法人園田学園)基金より副賞を贈呈する。
附則
この規定は平成13年4月1日より施行する。

学会通信

会費の値上げについて

第27回総会にて、来年度の総会にむけて会費を値上げする方向で検討することが吉岡会長より提案され、承認されました。その理由としては、現在の会費(通常会員4,000円)が、同様の規模の学会に比較しても低く抑えられていること、また、近年、学会活動が多方面にわたるようになったことで、収入を支出が上回る状況が続いていること、さらに、今後の学会の発展をみすえ、新しい事業を展開するための経済的な基盤を整える必要があることなどが挙げられました。また、値上げ後の会費については、あらたに学生会員という区分を設け、通常会員6,000円、学生会員5,000円をたたき台として検討することが提案され、承認されました。

なお、会費の値上げは総会での審議事項となるため、2011年度会費(会計年度2011年3月〜2012年2月)については、第28回の総会終了後に徴収を開始いたします。2010年度会費(会計年度2010年3月〜2011年2月)については、これまで通り(通常会員4,000円)徴収いたします。

庶務担当理事 梅崎昌裕

新入会員(webでは氏名と所属のみ掲載します)

四條 真也
首都大学東京大学院
長戸 結未
大阪学院大学国際学研究科

所属変更(webでは氏名と新所属のみ掲載します)

春日 直樹
一橋大学社会学研究科
東 賢太郎
名古屋大学文学研究科

寄贈図書


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