全国大会ニュース(14)             96/10/04

             全国大会報告

 おかげさまで、1996年度日本雪氷学会全国大会は盛況のうちに終了致しました。
「雪氷」投稿用の全国大会報告を後ろの方に掲げますが、公式報告以外の雑感を
いくつか。

[キャンプ]
 秋色深まる自然に恵まれた道東地方での開催ということで、学会前後をあちこち
旅行を楽しまれた方も多かったようです。特に若い人達は宿代節約もあってかキャ
ンプをする人が多く、学会期間中も近郊のキャンプ場から通ったり、北見工大内で
テントを張ったり、中には会場の北見市民会館の軒下にテントを張っている人まで
いて驚かされました。北海道開催ならではの光景でした。

[懇親会]
 懇親会は予想以上に参加された方が多く、食べ物が早めに無くなったようで申し訳あ
りませんでした。でも4種類出たビールはとにかく美味しかったとの評判を頂いてほっ
としております。ただ、懇親会費は学生さんにはきついようでしたので来年からは
「学生会費」を設けるよう提言しております。

[ポスター会場]
 今回、ポスター会場・技術展示場・休憩所を一つの会場にまとめました。技術展示は
コーヒー片手にいつも見て回れるため展示会社の人にも評判がよかったようです。
 また、ポスター展示は発表2時間前から掲示可能としたため、ほとんどの人がかなり
事前に余裕を持って貼り、発表時間前からもう説明をしている光景をよく見かけました
。
ただ、時間的には計4時間(事前2時間、発表1時間、事後1時間)としましたが、
発表時間の1時間は見て回る人には短かったようであり、1時間半くらいが妥当な
線のようです。パネルの大きさは 180cm X 180cm で大きすぎるかと思いましたが、
皆さん有効に手一杯使われていました。
 このようにポスター発表は3日間にわたり掲示時間を長くとりつつ行うのも、
会場さえ許せば一つの方向だと思います。

[分科会]
 分科会等の会合は今回「雪形の広場」を含めて11件でした。数がこんなに増えると
会場用意も大変になるのと、出たいものが重なるケースが多く、今後何らかの整理が
必要と思われます。
 例えば、重ならないような分野を前半型(例えば極地関係)と後半型(例えば凍土関
係)に分科会・発表分野を分け、発表最終日夕方にも分科会をこなす行うことが考えら
れます。その際、懇親会位は共通に持つために、懇親会等は発表2日目(現在は初日)
に行うといいのでしょう。

※大会発表終了後、見学会も送り出し、会場の後片づけ作業が一段落して実行委員
一同が玄関前に集合した時、ちょうど午後からの雨が上がって、大きな見事な虹が
でました。一同しばらく見とれながら、「見事なフィナーレだね」という誰かの
言葉が実感されました。
 ....ということで、実行委員の皆様、学会事務局の萩谷さん佐藤さん、そして学会
参加の皆様ご苦労様でした。

 次回、1997年10月の山形県鶴岡市での大会にまたお会いしましょう。


----- 以下は、次号「雪氷」掲載予定の報告です------------------

   1996年度日本雪氷学会全国大会報告

 1996年度9月24日〜28日、北海道北見市(会場:北見市民会館および北見工業大学)に
おいて日本雪氷学会全国大会が開催された。研究発表201題(口頭発表86題、ポスター発
表115題)、大会参加者約300名、特別講演参加者約250名、懇親会参加者約200名であっ
た。技術展示には12社が参加した。26日のミニ見学会には23人が参加した。また、27〜
28日の見学会知床コースには21人、紋別コースには5人の参加者があり、28日の阿寒湖
コースは人数が少なく中止した。
 
         後  援
  北見市、陸別町しばれ技術開発研究所

              大会日程
 9月24日(火) 各種会合
  25日(水) 研究発表、授賞式、特別講演会、懇親会
  26日(木) 研究発表、ミニ見学会、各種会合
  27日(金) 研究発表、見学会
  28日(土) 見学会

     1996年度日本雪氷学会学会賞
学術賞    沼野夏生(岩手県立盛岡短期大学)
          「雪害に関する社会学的研究」
           高橋修平(北見工業大学)
         「極域雪氷圏における質量収支の研究」
技術賞    杉森正義(福井県雪対策・建設技術研究所)
     「都市の雪氷防災に関する技術研究」
          生頼孝博((株)精研)
     「地盤凍結工法の開発」
平田賞    北原拓夫(長岡工業高等専門学校)
     「電気伝導度を利用した流水中における
      雪氷分率測定技術の開発」
          福嶋祐介(長岡技術科学大学)
     「緩勾配流雪溝の流雪能力に関する研究」
功績賞    中川正之(金沢学院大学)
          「雪崩研究および富山大学理学部雪氷学講座
      の創設に関する功績」
          清水 弘(藤女子大学)
     「雪崩研究および積雪調査法の確立に関する功績」

                特別講演会
テーマ  「フロンティア・スピリットを憶えていますか?」
司 会  伏見碩二(滋賀県立大学)
挨 拶   若濱五郎(日本雪氷学会会長)
講 演  「極域雪氷学の発展」
        渡邉興亜(国立極地研究所)
     「オホーツク地域に於ける人類変遷について」
           〜考古学から見た第四紀末から現代まで〜
               久保勝範(北網圏北見文化センター)
     「私の体験した地域活性化」
        小川清人(小林株式会社)

         各種会合
 9月24日 氷河情報センター、極地雪氷分科会、吹雪研究会
    25日 財務委員会、理事会、役員会
  26日  編集委員会、雪形の広場、雪氷工学分科会、
     融雪懇談会、雪氷化学分科会、雪氷物性分科会、
     雪崩分科会、凍土分科会、衛星観測分科会
  27日  支部長・幹事長会議

        大会運営組織
(実行委員会)
委 員 長 高橋修平
委  員 安達 寛、油川英明、石橋 勉、石本敬志、
     内田 努、榎本浩之、金田安弘、亀田貴雄、
     木下誠一、久保勝典、佐竹正治、佐渡公明、
     沢田正剛、庄子 仁、白澤邦男、白岩孝行、
     菅原宣義、鈴木輝之、中尾隆志、成瀬廉二、
     西村浩一、百武欣二、深見浩司
                                        (50音順)


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   Shuhei TAKAHASHI
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