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平成20年度日本菌学会関東支部 第23回菌学シンポジウム報告
1.タイトル 「菌類と地球の未来を考える」
2.開催日 2008年12月6日(土)
3.会 場 国立科学博物館 地球館 講義室
4.参加人数 84名
菌類は地味で目立たない生物ですが、驚異的な多様性をもっています。また、今日の森林生態学や地球科学は、菌類が自然界の中で果たしている役割が従来の認識よりも多様で、きわめて重要であることを明かにしています。このような菌類の働きは、本年10月から国立科学博物館にて開催されている「特別展・菌類のふしぎ」でも訴えられていることですが、今後の環境問題を解決するためや、活用のためにも必須のことと思います。そこで、今回のシンポジウムは菌類と地球環境について考えました。
茨城大学の成澤才彦先生はハクサイに最近見いだされ、栄養摂取を助けるルートエンドファイトという菌群を紹介されました。
鳥取大学乾燥地研究センターの谷口武士先生は、土壌の富栄養化とマツ・マツ菌根相の変化の間の関係を解析し、それが植物の土壌の病原菌抵抗性や、ひいては植生遷移にどのような影響を与えるかを議論されました。
国立科学博物館の大村嘉人先生は藻類と共生する菌類=地衣類における菌類・藻類の対応関係を解析し、その成り立ちについて議論しました。
その後、細矢より「菌類展」の見所を紹介し、参加者は、自由に特別展を観覧しました。懇親会は、上野駅付近の「エスプリ」を貸し切って開催しました。店内には40名を超える参加者がおいでになり、シンポジウムと展覧会について、自由闊達な議論が展開されました。
今回は、特別展の見学会兼ねているので、いつもより、短く、コンパクトなシンポとなりました。 また、国立科学博物館でシンポジウムを開催するのは、今回が初めてとあって、シンポジウムそのものの運営や懇親会なども初めてづくしのため、一部混乱がありましたが、概してうまくいったのではないかと思います。
シンポジウム担当幹事 細矢 剛
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