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「光の世紀」と呼ばれる今世紀初頭、2003年にレーザー学会は創立30周年を迎え、これまでの歴史の上にまた新しい一歩を刻みはじめています。
会長就任に当たり、一言皆様にご挨拶を申し上げます。
当学会が対象とする技術分野はレーザー物理・化学などの光科学、レーザー装置とそれを構成する光機能材料・デバイスにかかわる技術、加工やプロセシングなど光エネルギー応用技術、情報・通信応用技術、計測応用、医・生物学応用など多岐にわたっています。
一方産業界では、気体、固体、半導体などを媒体とした各種レーザーが開発されてきました。レーザー応用生産装置は波長やエネルギー密度を制御してそれぞれの分野で特長ある製造加工の手段として定着してきました。情報・通信分野では半導体レーザーと光ファイバー網が情報社会のインフラを革新し、半導体レーザーを光源とする光ディスクは記録再生手段の圧倒的な進歩を進め、個人生活を変えるほどの影響も与えています。また医療、バイオ、計測、新材料開発にもレーザーが新しい分野を開き始めました。将来のエネルギー問題に対してはレーザー核融合が期待をもたれています。
レーザーと光にかかわる科学は、それ自体の進歩もありますが、同時に産業社会に大きな影響を与えながら発展しています。この広がりを、レーザーの科学に根ざした深みのあるものとして取り組むよう、学会として不断の努力が必要になると思います。レーザー学会の領域は他の学会の扱う領域とますます関連を増してくるでしょう。その関連のあり方の広がりと深さが学会の価値を今後とも高く保つ重要な要因になると思います。
会員皆様のご協力をお願いします。
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