|
軍事史学会が創立され機関誌『軍事史学』創刊号が発刊されたのは、昭和40(1965)年春のことでした。既に45星霜を経ています。その間日本学術会議登録団体として認められ、会員数も900名を越え、大学院生や若手研究者の積極的な参加を得て、本学会は更に大きな期待に応えるべく、今や「一大飛躍」が求められています。
本学会の初代会長は防衛大学校の平田俊春教授です。その後会長職の「トーチ」は安井久喜、野村実、伊藤隆の各氏へと引き継がれ、平成14年5月の第36回年次大会以降、私がその重責を担っています。
現在、学会は戸部良一、原剛の2副会長に加え、影山好一郎、波多野澄雄の両氏を新たに副会長として迎えました。そして、柴田紳一新編集委員長、横山久幸大会委員長、淺川道夫新例会委員長、根無喜一関西支部委員長、黒沢文貴新出版委員長、源田孝事務局長を含む17名の理事、並びに、中山隆志、永江太郎両監事が各委員会の委員多数と共に、学会を側面から支えています。
本学会には、これまで連綿として培ってきた「古き良き伝統」があります。それは@過去のタブーや特定の歴史観にとらわれず、「戦争と平和」に直結する「軍事」の学問的探求を旨とする、A会員が専門の学者・研究者はもとより、郷土史研究家や軍事史愛好家に至るまで、広範囲の専門分野を背景に結集しているため、常に内と外に開かれた存在を目指す、B学会の企画と運営を常に中長期的に見直し、C会員相互の交流や帰属意識、並びに貢献度を高めるべく努力し、特に、D若手研究者の積極的参加を図ることです。
しかも、3年後の平成25年夏には、第39回国際軍事史学会日本大会(共通テーマ「インテリジェンスの実態―第一次世界大戦から冷戦終結まで―」)が予定されています。本大会は、日本で初めて開催されるものです。そのため、国際軍事史学会に所属する40数ヶ国から既に大きな期待を集めており、本学会としては、総力を挙げて取り組む所存です。去る3月26日には、吉田茂国際基金より大会開催に向けて助成金を頂戴しております。なお、会員諸氏のご理解とご協力があってこそ、こうした一大「国際イベント」が可能となるのであり、今後とも皆様の更なるご支援を宜敷お願い申し上げます。
|