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The Society of Japanese Colonial Studies
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2009年6月 更新しました
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第17回大会では共通論題報告のテーマを「戦時経済の展開と資本市場―日本植民地・勢力圏における特殊会社との関連から―」と設定し、近年の資料公開によって進展した南満洲鉄道株式会社と台湾拓殖株式会社を対象とした研究成果から報告をお願いしました。
<プログラム> 9:00- 受付開始 9:40-10:40 自由論題報告 フィリッポ・ドルネティー(慶應義塾大学大学院) 「撫順県馬郡村における満洲国協和会」 共通論題報告 12:30-12:40 共通論題の設定趣旨 柳沢遊(慶應義塾大学) 12:40-13:00 問題提起 谷ヶ城秀吉(立教大学) 13:00-13:40 第1報告 平山 勉(映画専門大学院大学) 「経理統制下の株式市場における企業競争-南満洲鉄道の1940年増資を事例として-」 13:40-14:20 第2報告 齋藤 直(早稲田大学) 「国策会社の資金調達は容易であったのか-戦時期における台湾拓殖の事例を中心に-」 14:20-14:40 休憩 14:40-15:20 第3報告 谷ヶ城秀吉(立教大学) 「戦時期における国策会社の利益獲得競争-台湾拓殖の「国策性」事業分析を事例に-」 15:20-15:40 コメント1 波形 昭一(獨協大学) 15:40-16:00 コメント2 鈴木 邦夫(埼玉大学) 16:00-16:20 コメント2 加藤 健太(高崎経済大学) 16:20-18:00
討論 第1報告 平山 勉 (映画専門大学院大学)「経理統制下の株式市場における企業競争-南満州鉄道の1940年増資を事例として‐」 拙稿「満鉄の増資と株主の変動」では、従来、「満州国」と関東軍による切捨てとされてきた満鉄改組を、株式会社としての利潤を追求した経営合理的な行動として評価した。こうした行動が、国策会社から株式会社への脱却という二項対立的なものではなく、国策を利用して更に利潤を追求しようとする態度の表れであり、そうした態度を株主は高く評価するようになっていたのではないか、というのが報告者の問題関心である。そこで、主に3つの資料に依拠して分析を行った。第一に、1940年増資の払込期間における株主と株式の動向を記録した閉鎖機関関係資料、第二に、経理統制令をめぐる東京支社の内部資料、第三に、満鉄株主会の会報である。本報告では、満鉄が経理統制という「国策」をも活かして、利潤を追い求め、株式市場での他社との競争を通じて、株主からの安定的な資金調達を果たしてきたことを、1940年増資を事例に明らかにしたい。 資金調達が容易であったと暗黙裡に想定した上で、国策性事業の遂行について検討を加える傾向がある先行研究の限界を踏まえ、国策会社といえども、その業績の高低に応じて、資本市場からの選別に直面していたことを示すことを、本報告の課題とする。 第3報告 谷ヶ城秀吉(立教大学)「戦時期における特殊会社の利益獲得行動‐台湾拓殖の「国策性」事業分析を事例に‐」 本報告は、特殊会社に対する資本市場の圧力を検討した平山・齊藤の報告を踏まえ、かかる圧力が企業行動に与えた影響を具体的に明らかにすることを課題とする。分析対象は、齊藤と同様に台湾拓殖株式会社とし、同社の利益獲得行動を一次資料に即して解明する。 日本植民地研究会編『日本植民地研究の現状と課題』(アテネ社、2008、3780円)発刊のお知らせ 近年、植民地に関する研究はポストコロニアル研究や帝国研究の高まりの中で、かつてない多様性を生み出している。 2006年6月の第14回日本植民地研究大会の成果を下にして、大幅に新しい内容を加えた本書では、戦前の「大日本帝国」における公式・非公式帝国の各植民地(朝鮮、台湾、樺太、南洋群島、満州)ごとの研究の現状を明らかにするのみならず、「帝国主義論」や「ポストコロニアル研究や帝国研究」といった研究視覚の変遷をも踏まえて、今後の日本植民地研究のあるべき方向性を提示していきたい。 第一章 「帝国主義論と植民地研究」岡部牧夫、第二章「ポストコロニアリズムと帝国史研究」戸邉秀明、第三章「朝鮮」三ツ井崇、第四章「台湾」谷ヶ城秀吉、第五章「樺太」竹野学、第六章「南洋群島」千住一、第七章「満州」山本裕 詳細はこちらをご覧下さい(PDFファイルで開きます)。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■
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