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The Association of WAKA Poetry Studies 和歌文学会
「隅田川の雪」(『江戸名所花暦』)

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〈翻刻〉 隅田川の雪 橘枝直
すみだ川水のうへにもふる雪のきえのこれるは都鳥かも
〈解説〉 本図は、文政10年(1827)に刊行された、江戸の代表的な行楽案内書『江戸名所花暦』に収められている。「隅田川の雪」と題されたこの画像には、遠景に右から待乳山聖天宮・浅草寺・吾妻橋などが、また近景には渡し船が描かれている。船頭が蓑・笠を身にまとっている姿からは、寒々とした中にも風情が漂う。右上に記された和歌は、江戸時代中期の国学者・歌人である加藤枝直のもので「すみだ川水のうへにもふる雪のきえのこれるは都鳥かも」とある。渡し船の右後方に群れている水鳥は都鳥で、それが雪の白色と紛れるさまが詠じられている。
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