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The Association of WAKA Poetry Studies 和歌文学会
藤原良経像画賛色紙(個人蔵)
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〈翻刻〉 「立圃/月見えぬあまの/岩戸か扇箱」
「後京極/天の戸を/をし明かたの/雲間より/神代の月の/影そ/もりくる」
〈解説〉 縦21.3糎×横18.0糎。 本点は、藤原良経の画像を描き、その和歌と野々口立圃〈1595-1669)の発句を添えたものである。
良経の和歌は『新古今和歌集』に「春日社歌合に暁月の心を」という詞書で、「天の戸をおしあけがたの雲間より神よの月の影ぞ残れる」(摂政太政大臣)として収録されるもので、第五句「影ぞもりくる」に異同がある。
立圃の句は『烏帽子箱』巻第二夏部に「月みえぬ天の磐戸やあふぎ箱」(立圃)として載る。
現存は僅かに一枚のみ、他に一連のものと考えられる作品の存在は報告されていないようであるが、本来はやはり幾枚かで一組であったものと想像される。
擦れや欠損など痛みが激しいものの、着衣(狩衣)には金泥で描いた模様が僅かに残っている。
なお『俳画のながれ 立圃から芭蕉へ』(財団法人柿衛文庫・福山市立福山城博物館、平成7年9月)には立圃の歌仙絵として「三十六人歌仙奉納額」や「三十六歌仙」、「休息歌仙」などが収録されているが、本点のように像主の和歌と立圃の発句を一緒に記した類例はなく、興味深い作例である。
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