日本有機農業学会入会のごあんない

 

7月15日に改正JAS法が成立し、早ければ来年4月から「有機食品(農産物及び加工品)の検査・認証制度」が実施されることになりました。同語反復(トートロジー)だと言われた「有機」という言葉も、いまでは社会的に承認され、農業白書や政省令にさえ使用される言葉になりました。時代の大きな変化を感じずにはおれません。しかしその一方では近年、生産者そっちのけの「ビジネス論」が横行し、有機農業のホリスティックな思想・理念・システムが「数(モノ)の論理」に席捲され、変質・拡散・空洞化に向かう懸念が大きくなりつつあります。

 四半世紀に亘って日本の有機農業運動を担い、上記のような時代状況の変化を懸念する生産者、消費者、流通関係者の方々から、研究者サイドでの「学際的な論議の場」の設立が待たれていましたが、いよいよ2000年12月11日(土)、日本有機農業学会が設立されました。有機農業を理論的かつ実践的に研究し、あるいは困難な社会状況の中、信念を持って運動に関わってこられた多くの方々のご参加をお待ちしております。